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自然と町が融合した 魅力ある名護市
名護市(なごし)は沖縄県北部に位置し、本島内の市町村では最大の面積を有する市となっています。山や森林なども多く、周りを海で囲まれた自然豊かな街となっており、商業・観光業がとても盛んで、2000年に行われたG8サミット(主要国首脳会議)の開催地にもなりました。そんな名護市には、戦前から県内で唯一残っている古民家で泡盛を作り続ける津嘉山酒造所(つかやましゅぞうしょ)があります。昭和2年から5年にかけて建築され、当時の技術と生活の知恵が随所に見られるその建物は、現存する赤瓦葺き屋根(あかがわらふきやね)を有する木造建築物としては沖縄県内最大級のもので、国の有形文化財にも指定されるなど歴史的価値を認められ、周辺地域の観光拠点としても重要な役割を担っています。手作りにこだわった製法と名護の名水で地域に根ざした酒造りを心がけており、津嘉山酒造所は名護の宝物といわれています。
文化財一覧
津嘉山酒造所施設 主屋・麹屋
酒造
津嘉山酒造所施設は、名護市街に所在する現役の泡盛製造所施設である。木造で建築面積95.51㎡。敷地はほぼ短径で、通りに南面し、中央南寄りに主屋、その北に麹屋を配し、周囲に堀を廻らし、南辺中央に正門を構える。主屋と麹屋は設計者島袋純一、施工者金城徳三郎により1927年から1930年にかけて施設を現在地に建設し、正門や外堀・・・
津嘉山酒造所施設 庭園
庭園
津嘉山酒造所庭園は名護市西部の旧名護市街地に所在する。創業者津嘉山朝保(つかやまちょうほ)は、1927年に現在の地を取得すると酒造所兼住宅を建築し、泡盛「※國華」の製造を開始した。庭園もこの頃造られたと考えられている。戦争による破壊を免れた酒造所は現在も現地で泡盛の製造を行っている。ほぼ長方形の敷地の中央部分に主屋が建・・・